花筐~花がたみ

気ままに各地を歩きながら撮った写真をメインにして・・・


“多田銀銅山”を歩いてきた。

兵庫県猪名川町・川西市・宝塚市
そして大阪府池田市・箕面市・能勢町・豊能町
これら五市二町に広がる“多田銀銅山”は
奈良時代の東大寺大仏鋳造の際に
銅を寄進したと伝わるほどの古い歴史があるという。

行って来たところは猪名川町の銀山地区“悠久の里”であり
ボランティアガイドの案内によって歩き、見どころの説明を受けた。

“悠久の館”

銀山地区の歴史を紹介する施設で
絵図や古文書、鉱石、高山道具などが展示されている。

141118多田銀銅山悠久の館

黄色のユニホーム姿がボランティアガイド

写真の右下は“鉱滓”
(スラグ 鉱石から金属分を採った残りかす)
形に何かの意味があるようだが詳細不明。

“悠久の広場”は明治時代の精錬所跡地
赤煉瓦の構造物は滑車を設置していた台座

141118多田銀銅山悠久広場


”悠久の館”裏にある“多田銀銅山代官所跡”

先日の台風のために川縁が崩れて
石積みが現れたとのこと。

141118多田銀銅山代官所跡

館に展示されている代官所の絵図と復元模型


“金山彦神社”

鉱山の神を祀る。
807年に建立され
971年には多田源氏の祖・源満仲が修理したと伝わる。

141118多田銀銅山金山彦宮
写真右は“千度石”
“百度石”はあちこちで見るが
“千度石”なるものを見るのは初めてだ。
この境内には”百度石”もあった。


歩く途中で見かけた石像だが
風化しているので何なのかが判らない。

141118多田銀銅山石像


“青木間歩”
聞きなれない“間歩”とは坑道のことと教えられた。

141118多田銀銅山青木間歩

このあたりにアオキが茂っていたことから
その名がついたという。

中を見学できる唯一の“間歩”。

内部は狭い。

写真の左下は
天井部に見られる鉱脈だが細いため
このあたりで採掘を断念したらしい。
だからなのか、この先で坑道は行き止まりになっている。


1944年(昭和19年)から閉山の1973年(昭和48年)まで採掘をしていた
日本鉱業(株)の事務所があった跡地。

141118多田銀銅山日本鉱業事務所跡

その近くにある“大露頭”
“露頭”とは鉱脈が地表に露出しているところのことだそうだ。

141118多田銀銅山大露頭

どこに鉱脈が見えているのか
まったく判らなかった。


山中鹿之助一族の墓との標識があった。

向こうの方に見える墓石が
それなのかどうか不明。

一族はこのあたりで戦死したのか・・・。

141118多田銀銅山久徳寺跡


“台所間歩”と“瓢箪間歩”

141118多田銀銅山台所瓢箪間歩

現在は狭く、人がしゃがんでも入れないかもと思う入り口だが
かつての坑道入り口は広かったらしい。
秀吉が馬に乗って坑道に入ったと記されている。


ここまで歩いてからスタート地点の“悠久の館”に戻る。

往復2時間

ガイドの説明を聞きながら
そして歩く速度はゆっくりだから
実際にハイキングとして歩いたら
40分くらいの距離と思う。

このあたりは小学校時代に遠足した
川西市の“多田神社”(源満仲を祀る)しか知らない。

このような銀銅山があったとは・・・と
ちょっと驚いている。

歩いている途中の紅葉

141118多田銀銅山紅葉-1



141118多田銀銅山紅葉-2



141118多田銀銅山紅葉-3


(撮影 2014年11月18日(火) PENTAX MX-1

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今晩は
歴史のある古い多田銀銅山だけあり、
色々と見所がありますね。
重要な所だけあり、代官所まであったのですね。
馬でに乗って坑道に入ったとは秀吉らしいです。
紅葉が素敵です!
[ 2014/11/19 19:26 ] [ 編集 ]
多田銀山に来られたんですか
いやー!、我が団地の隣町の“多田銀山”に来られたんですか。
数年前までは、数件の古い家しかなく、山郷と呼ぶに相応しい山村だったんですが、山を削った団地が次々出来てから、川辺郡猪名川町も裕福になったようで、多田銀山を観光名所にするべく、立派な展示館まで建設されました。旧坑道も観光用に整備されたようですね。
豊臣秀吉の財宝が隠されていると言う、まことしやかな噂話もあり、その探索に人生をかけている人もいました。(直接聞きました。)
最近は、massanも多田銀山にはすっかりご無沙汰ですが、風さんの解説を聞いて、近々一度訪れたくなりました。
豊臣秀吉の大阪城の財源を支えていたとはねえ。
風さんのお陰で、歴史の勉強になりました。
[ 2014/11/19 20:01 ] [ 編集 ]
No title
伊豆のほうで銀山跡を見ました。もっと規模は小さかったように思いますが似た雰囲気だったような。40年近くも前のことであいまいな記憶です。持ち出さないように工夫が厳しく管理されたような話を聞きました。
紅葉がきれいですね。
[ 2014/11/19 22:29 ] [ 編集 ]
今頃・・・
兵庫県に長く住みましたが、ここは全く知りませんでした。
生野銀山には行きましたが・・・

パソコン環境のせいで古い記事に今頃コメントすみません。
私も真似してクリスマスカクタスを画面の前で撮ってみました。
ライオンの尾という花は初めて拝見しました。
[ 2014/11/20 07:50 ] [ 編集 ]
おはようございます。
秀吉が馬で・・・相当古い歴史ある場所なのですね。
坑道を間歩と呼ぶなど初めて知りました。
銀や銅は今はもう採りつくされてないのでしょうか…
[ 2014/11/20 07:54 ] [ 編集 ]
おはようございます
銀銅山歴史を感じるものが沢山
残されてますね、石灯籠?ですかね
面白い作りですね、
[ 2014/11/20 08:03 ] [ 編集 ]
No title
Saas-Feeの風さん、おはようございます♪
多田銀銅山というと銅だけでなく銀も
採掘されていたのでしょうね。
奈良時代から閉山の1973年まで、古い歴史のある
鉱山を、紅葉を愛でながら歴史散歩され、
よい一日となりましたね。

レオノチスセージの花、初めて拝見しました。
英名は花の特徴をよくとらえて、つけられることが
多いように思いますが、この花に関しては
イメージと結びつきません。
和名のカエンキセワタ「火焔着せ綿」が相応しい
ような気がしますが、名前を覚えるのは難しそうです。
香りが強いそうですが、どんな香りかかいでみたいです。

[ 2014/11/20 09:00 ] [ 編集 ]
お早う御座います~
能勢電鉄に乗ってもここら辺りは妙見山へいく通過地点
多田銀山を初めて見させて戴きました。
機会があれば行ってみます。
[ 2014/11/20 09:32 ] [ 編集 ]
多田銀銅山
岩見銀山で、間歩の中を歩きました。
兵庫県にもあったのですね。
佐渡もそうですが、金銀の採掘には、悲しいエピソードがtるきものです。
ここも、そうだったのでしょいう。

紅葉がきれいです。
[ 2014/11/20 10:39 ] [ 編集 ]
鉱山
各地にいろんな鉱山がありますが
多田銀銅山はなじみのない場所で知りませんでした。
近年まで操業してたようですね。
私の近くでは、足尾銅山が有名です。
[ 2014/11/20 13:51 ] [ 編集 ]
こんばんは
近くに色々なところがありながら中々行く機会が
ないですね 紅葉も見ごろのようですね
[ 2014/11/20 19:43 ] [ 編集 ]
行ってみたいです!!
大阪近郊にこんな銀銅山があったのは知りませんでした。
数年前、島根県の石見銀山が世界遺産登録されましたが
こちらもすばらしいところですね。
紅葉もとてもきれいです!!

石像は庚申塚のようなものでしょうか。
右側は「みざる、きかざる、いわざる」の
お猿さんだと思います。
庚申塚の「申」にかけて「猿」をモチーフにした
石像が作られたそうですね。
猿がお堂を背負っているものは初めて見ました。
縁(=猿)の下の力持ち・・・ということでしょうか?(笑)
[ 2014/11/21 09:09 ] [ 編集 ]
おはようございます♪
銀山は今まで、一度だけ行った事が有ります(^_^;)
兵庫の生野銀山だったかなぁ~
坑道の中に入ると、手掘りの作業してるマネキンが有りましたね(笑)
興味深いです、赤煉瓦の台座綺麗に残ってますね(^^♪
[ 2014/11/21 09:42 ] [ 編集 ]
今日は
石像は道祖神とも違うようですね。
先日、日立市にある日鉱記念館へ行ってきました。
日立製作所は日本鉱業の電機部門でしたが
今は世界的な会社になりました。
紅葉が綺麗ですね
[ 2014/11/21 16:39 ] [ 編集 ]
こんにちは~。
Saas-Feeの風さん こんにちは~。
歴史を下支えした鉱山ですね。
銀銅山と言うくらいですから銀も採れたのでしょうね。
紅葉と良くマッチしたところで素敵ですね。
[ 2014/11/22 19:41 ] [ 編集 ]
Σ ktempleさんへ
兵庫県民でしたのに
このような史蹟のあることを知りませんでした。
いまでこそ、整備されていますが
かつては標識も掲示も無かったのでしょうね。
[ 2014/11/22 20:06 ] [ 編集 ]
Σ massanさんへ
大学下の交差点を通って進むと阪急の池田駅が立派になっていてビックリしましたよ。
石橋駅なんて、昔とほとんど変わりが無いのに・・・。
そしてmassannさんの住宅街の標識が出て、またビックリしました。

そうですよね~何も無いところでしたよ~。
どんどんと開発が進んだのですね。
こんなじゃ、クマも住宅街に出てきますよね、高山の話ですけど。
[ 2014/11/22 20:11 ] [ 編集 ]
Σ agewisdomさんへ
銀山にしろ銅山にしろ、見学したことは
これまで一度も無かったのですよ。
間歩なんて言葉も知らなかった。

絵図を見ると当時の過酷な作業環境が判りますね。
[ 2014/11/22 20:13 ] [ 編集 ]
Σ matsubaraさんへ
Saas-Feeの風も兵庫県民でしたのに
おれに近いところにいたのに
全然知りませんでした。
当時は知らされていなかったのかも・・・。

画面の前で撮ると、雰囲気が異なりますでしょう。

パソコン、復旧しました。
[ 2014/11/22 20:16 ] [ 編集 ]
Σ IKUKOさんへ
残念ながら銀も銅も採掘されつくしたようですよ。
見学中に銀鉱脈を見つけられれば好かったのに~(^^ゞ
[ 2014/11/22 20:18 ] [ 編集 ]
Σ Imaipoさんへ
石燈籠を支えている動物・・・
里山を歩くと石像を見かけることがあります。
珍しいと撮ってきます。
[ 2014/11/22 20:21 ] [ 編集 ]
Σ hiroさんへ
兵庫県民でしたのに、このような銀銅山があったなんて
まったく知りませんでした。
当時は広報・宣伝をしていなかったのでしょうね。

館はかなり新しかったので、この史蹟に注力し始めたのは
近年なのだろうと思っています。

ライオンのシッポ、耳には見えませんが
なんとなく(ひいき目で)シッポに見えるかなと思いました。
どんどんと増えるそうですので来年が楽しみです。
増えすぎてほかの花を駆逐すると困りますけどね。
[ 2014/11/22 20:26 ] [ 編集 ]
Σ ma_kunさんへ
山歩きに慣れておられるma_kunさんには
もの足りない散策ですよ。
近いからおでかけください。
期待外れになるかも・・・。
[ 2014/11/22 20:28 ] [ 編集 ]
Σ mcnjさんへ
銀山も銅山も、これまでまったく知りませんでした。
ここにそれがあるなんてことも・・・。
悠久の館には古い絵図の展示があります。
それを見ると当時の過酷な採掘の様子が判りますね。
[ 2014/11/22 20:30 ] [ 編集 ]
Σ 大連三世さんへ
足尾銅山は有名ですね。
歴史や社会の教科書に出ていました。

多田銀銅山は、古くから採掘された鉱脈でしょうが
それほどには知られていませんねえ。
[ 2014/11/22 20:33 ] [ 編集 ]
Σ 熊取のおっちゃんへ
そちらからだと、ちょっと遠いですね。
よほど興味を持っていないと、
「来た甲斐が無いよ~」思うことになるかもね(-_-;)
[ 2014/11/22 20:35 ] [ 編集 ]
Σ やっこさんへ
権力者になると、、先ず金山・銀山・銅山を押さえるのだそうですね。
秀吉はここに執着したようです。

里山を歩くと石像を見かけることがあります。
風化しているので、何の形なのか判らなくて
通り過ぎてしまいます。

↑写真の右側を見て、これは幼子を抱いた夫婦かなと思いました。
見ざる、聞かざる、言わざる・・・ですか・・・。
なるほどねえ~
そのように見ますね。

ハハハ、上手いっ、座布団3枚っ!
[ 2014/11/22 20:43 ] [ 編集 ]
Σ ベルさんへ
生野銀山にも行ったことがありません。
そうか、生野も兵庫県だ・・・。
でもちょっと遠い、この多田はSaas-Feeの風のいたところから
まあまあ阪急線と能勢電で来ることができました。
もっとも当時には現在のような形の遺跡になっていなかったはずです。
広報していなかったのでしょうね。
学生時代にすら、全然、話題になっていなかった。
[ 2014/11/22 20:47 ] [ 編集 ]
Σ Golfunさんへ
日鉱記念館があるのですか。
見学したいですね。
何かと縁のある日鉱と日立なので・・・。
[ 2014/11/22 20:49 ] [ 編集 ]
Σ 筑前の国良裕さんへ
秀吉が権力を維持するために多田銀山に執着していたのですね。
時の権力者は金・銀・銅山を手中に・・・。

紅葉はもう少し後が好かったかもわかりません。
なかなか上手くいかないものです(-_-;)
[ 2014/11/22 20:53 ] [ 編集 ]
お早うございます。
日鉱記念館について調べました。
開館:午前9時から午後4時まで 月曜および第2、4、5日曜、祝祭日は休館でした。
日曜日はだめよ!
映画にありましたね、題名だけは覚えていました。
[ 2014/11/23 10:06 ] [ 編集 ]
Σ Golfunさんへ
ありがとうございます。
さっそく調べてくださったのですね。
山ねですねえ、またの機会にということですね。

日曜はダメよ・・・ですね。
Never on Sunday
音楽も好かった。
コニー・フランシスでしたね。
[ 2014/11/23 11:46 ] [ 編集 ]
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(撮影 2006年07月12日)

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