花筐~花がたみ

気ままに各地を歩きながら撮った写真をメインにして・・・


小夜の中山公園から旧東海道へ戻ると
近くに“佐夜鹿(小夜の中山)一里塚”がある。
(久延寺から300m)

江戸日本橋からの距離は
算定する言い伝えや史料によって異なり
52里、54里、56里との説があるが
一里塚自体の位置は変わっていないそうだ。

DSC01305-1.jpg


左:一里塚の近くの歌碑

蓮生法師 
“甲斐が嶺は はや雪しろし 神無月 しぐれて越ゆる さやの中山”


右:鎧塚を越えたところの歌碑 
 
紀友則
 “東路の さやの中山 なかなかに なにしか人を 思ひそめけむ”  

DSC01306-1ren.jpg


鎧塚 (一里塚から250m)

中先代の乱(1335年)の折りに、
前政権の北条一族に与する名越邦時と
現政権の足利一族に与する今川頼国がここで衝突し激戦の末に邦時が討たれた。
頼国は邦時の武勇を讃えここに葬ったとされる。

DSC01309.jpg


左:芭蕉
 “道のべの 木槿は馬に くはれたり”


右:白山神社の小さな祠 (鎧塚から500m)
金谷宿と日坂宿の表示がある。

DSC01315-1ren.jpg


左:馬頭観世音 (白山神社から350m)
 
右:芭蕉
 “命なり わずかの笠の 下涼み” 
馬頭観世音から100m)

DSC01320-1ren.jpg


芭蕉
 “馬に寝て 残夢月遠し 茶のけぶり”
 (馬頭観世音から150m)

DSC01324-1.jpg 

ここから300m先にある“夜泣き石跡”の傍らに
大きな松があったことと
芭蕉の“命なり わずかの笠の 下涼み”の句によって、
このあたりの地名が“涼み松”と呼ばれるようになったそうだ。
 

日坂宿本陣跡まで、あと1300mくらい
(金谷坂石畳からここまで5600mほど歩いてきている)

(歩いた日 9月21日(火))
<この項 続く>

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歌碑に刻まれた文字
風さん
 おはようございます(^-^)
若い時(今も若いですが)は”歌碑”は見て通り過ぎる石碑の一つでした。
何時の頃か刻まれた文字を読むようになり
一つひとつに刻まれた句を味わうことによって
昔の方のその詠まれた場所への思い、
その時の心情が少しは解る気がして、じっくり読むようになりました。
 今朝ご紹介の佐夜鹿(小夜の中山)一里塚の歌碑
の”文字”を拝見しています。
今でも「解りました」とは残念ながら言えませんが。
紀友則の歌は高校時代に習いました。
当時は恥ずかしいですが”・・なかなかに なにしか人・・”が面白いなあと
芭蕉のに”馬に寝て 残夢月遠し 茶のけぶり”も習いましたが、
その時は”茶のけぶり”に反応していました。

地名が詠まれた句によって決められる事もあるのですね。

余談ですが、若い頃!(^^)!奈良が大好きでよく歩きました。
当時は単に奈良の持つ雰囲気が好きなだけでしたが・・
 奈良県では”万葉歌めぐり歩き”を紹介されています。
様々なコースが有りますが、是非歩いて先人の方達の思いを知る事も歴史に触れることではと思っています。
 
金谷坂石畳から5600mも歩かれたのですか?
お疲れになられた事でしょう
日坂本陣跡まで1300m頑張ってくださいね(^。^)y-.。o○

[ 2010/10/27 06:30 ] [ 編集 ]
連日のコメント並びにTBありがとうございます。

歌碑や句碑もたくさん見せて頂きうれしく存じます。
西行の歌のほかにも多くの歌碑があるのですね。

馬頭観音の碑の一番上の文字は梵字で、その観音の種字が書いてありますね。
種字とは、その仏像を一字で表す梵字のことです。
前にはよく調べましたが最近忘れています。
[ 2010/10/27 09:49 ] [ 編集 ]
佐夜鹿(小夜の中山)一里塚は歌枕なのですね。
歌人の名前も、それから句碑の雰囲気など
いわきの勿来の関とも似ています。
松尾芭蕉も訪れているのですね。
私も、奥の細道の芭蕉の道筋を辿りたいと思っています。
私の祖先は芭蕉のお弟子の一人だったそうなんですよ~♪
[ 2010/10/27 16:51 ] [ 編集 ]
名句も空しく・・・
残念ですが、古文も歴史と同様苦手でした。
折角の名句もmassanには空しく、味わう素養がありません。
ところで、句碑は誰が、どんな時期に建てるんでしょうね?。
詠んだ時期は数百年前なのに、苔むした風もなく、どれも新しいですね。
観光のためではないと思いますが。
残念ながら、こんな感想しか思いつきません。
[ 2010/10/27 18:02 ] [ 編集 ]
こんばんは

今まで石碑の彫られた歌碑はしっかり見たことがありませんでしたが
こうして見せていただくと短い歌の中に
いろいろな思いが伝わってきます。
今は静かに歌を詠むなんてことは私にはできませんが
家の近くの穂高神社にもたくさんの歌碑が立っています
石碑に刻まれた歌くらいは気に留めていきたいと思いました。
[ 2010/10/27 19:52 ] [ 編集 ]
私は最近確かにコメントを送信したと思うのにありません。悲しい。
西行の生き方にあこがれていた芭蕉の「命なり」に重みを感じます。この難所を越えて辿り着く小夜の中山、古の人の思いはもっともっと強かったでしょうね。
[ 2010/10/27 20:18 ] [ 編集 ]
日坂宿
歌心は有りませんが、こうした、歌碑、句碑が残っているところをみると、はやり、歴史の道なのですね。
昔人の生きざまが、今の人々の、心をとらえているのでしょうね。
[ 2010/10/27 21:23 ] [ 編集 ]
巨大な石に刻まれた歌、これらを見て私は私自身が愛してやまない神様、『弟橘姫』がお祀りされている神社の石碑を思い出しました。海の安全を守る神様とも云われる弟橘姫の辞世の一句を巨石に刻み、ときの東郷元帥、乃木大将らが奉納されたそうです。
[ 2010/10/28 00:14 ] [ 編集 ]
Σ コスモスさん、恥ずかしいことに・・
芭蕉の“道のべの 木槿は馬に くはれたり”
この句しか記憶には無いのですよ。
紀友則では百人一首の
“ひさかたの 光のどけき 春の日に
しづ心なく 花の散るらむ”
こちらですね。

近年になって建てられた石碑の文字は読み易いのですが
昔から建っている石碑の文字は風化していて
読めません。
達筆すぎて読めないこともありますね(^^ゞ
この街道の歌碑では達筆ですが読むことはできますから
万人に見てもらいたいという思いがあるように感じました。

万葉の旅・・学生時代に教養課程で万葉集の講義
(権威の犬養孝教授)がありました。
先生は節をつけて朗々と詠われるのです。
また、先生は「万葉の旅」を企画・運営なさり、
学生を連れて全国を歩かれていました。
Saas-Feeの風は各地で先生揮毫による万葉集収載の歌碑を見るたびに
講義を懐かしく思い出しています。
[ 2010/10/28 10:14 ] [ 編集 ]
Σ matsubaraさん、毎朝、懐かしい場所を拝見しております。

この馬頭観世音の由来は、
昔、馬で通りかかった貴族が
ここで馬に死なれたので、
その馬を葬ったところからきているとのこと。
梵字のことはまったくわかりません。
仏像を一字で表現しているのですか。
興味の沸いてくる文字です。
ちょっと調べてみましょうかねぇ。
[ 2010/10/28 10:22 ] [ 編集 ]
Σ angelaさん、奥の細道の最終地、大垣は
我が家から近いのですよ。
3年ほど前に芭蕉の足跡を訪ねて歩いたことがあります。
芭蕉と弟子のふたりの像が川の畔に建っています。
勿来の関で思い出しましたが岐阜の不破の関にも
2度行きました。
8月に行ったときの写真、
「いい色ひろば」でアップしないままになっています。
[ 2010/10/28 10:27 ] [ 編集 ]
Σ massanさん、小夜の中山峠は古から歌に詠まれている名所・難所なので
地元が歌碑を建てたのでしょう。
句や歌の詠まれた時代には歌碑を建てようとはしないでしょうね。
後世になって、そららが知られるようになってこその歌碑と思います。
その地を詠んだ歌を歌碑で学びながらてくてくと歩くことも面白いことですよ。
[ 2010/10/28 10:33 ] [ 編集 ]
Σ koruteさん、各地を歩いていると石碑に出会うことが度々あります。
特に神社仏閣や小高い丘に建っています。
古くからある石碑では刻まれた文字が風化により
判読できないことが多いですね。
何を伝えたかったのだろうかと興味が沸くのですが
読めないので致し方なくその場からななれることになります。
[ 2010/10/28 10:41 ] [ 編集 ]
Σ agewisdomさん、それは困りました。
そのようなことが何度かあったのでしょうか。
何が原因なのかなあ。
書き込んで投稿ボタンを押下したあと元の画面に戻り
投稿できたことを確認なさるしか方法が無いかもわかりません。
懲りずにこれからもよろしくお願いします。
[ 2010/10/28 10:47 ] [ 編集 ]
Σ  mcnjさん、京から奥州へと下る旅人たちの道なので歴史がいっぱい詰まっているのでしょうね。
小夜の中山峠越えが難所だったから歌の名所になった。
そして、苦しみながら越える間に様ざまなことを想って詠んだ歌ということでしょうかねえ。
[ 2010/10/28 10:54 ] [ 編集 ]
Σ  慕辺未行さん、それをどこかで見たような気がしますが、どこだったろうか。
今度、教えてください。
もしかしたら、全く違っていて別のことだったりしてね。

最近のことでも忘れることが多くて、アレが、ナニが・・・
具体名が出てこなくて、そんな言い方ばかりしていますよ。
[ 2010/10/28 11:00 ] [ 編集 ]
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Saas-Feeの風

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スイスの村名に因みます


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(撮影 2006年07月12日)

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