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【復刻版】熊野詣 10 熊野速玉大社 和歌山県新宮市新宮

“熊野詣 9 熊野もうで餅 熊野本宮大社御用達”からの続き

熊野詣の最後は“熊野新宮”とも称される“熊野速玉大社”

主神はイザナギノミコト(速玉大神)とイザナミノミコト(夫須美大神)

我が国を産んだ夫婦神なので縁結びの神社として知られ
地名“新宮”の由来となっている神社でもある。

神門

121210熊野速玉大社

拝殿

実は今回の熊野詣は“やまびこ”の誘いによるもので
彼の遠戚である“熊野速玉神社”の宮司にお祓いをお願いしようということなのだ。

宮司は我々一行が午前中にやってくるもの思っておられたようで
午前の遅い時刻になっても到着しない我々を心配した宮司から
“やまびこ”へ電話が入った。

13時少し前に“熊野速玉大社”に到着

午前中は待機してくださっていた宮司は
所用でお出かけになっておられたため
代理の神職から拝殿でお祓いを受けた。

その後は、おそらく宮司ご夫妻のお心遣いと思っているのだが
我々のために拝殿脇の個室で
別の神職が“熊野絵解き”を解説してくださった。

121210曼荼羅

熊野絵解き・・・
熊野詣信仰を全国に広めた熊野比丘尼が
これを持って行脚していたという
“熊野観心十界曼荼羅”を判りやすく・・・
ヒトの一生と地獄絵図になっている。
写真の“熊野観心十界曼荼羅”は“コピー”だそうだ。

そして宮司の奥さまに境内を案内していただき
“神宝館”(館内撮影禁止)では国宝を含む宝物の数々を鑑賞した。


境内に建つ熊野御幸の碑を見ると
なんと後白河上皇は33度もの熊野詣をされているのだ。
輿に乗ってのことだろうとは思うのだが
それにしても大変な行程であったろう。

次いで後鳥羽上皇の29度
鳥羽上皇の23度、白河上皇12度と続く。

熊野御幸碑

121210熊野速玉大社境内碑

佐藤春夫“望郷五月歌”詩碑

新宮は佐藤春夫が生まれ育ったところとのこと
市内のあちこちに句碑や詩碑がたっているそうだ。
この境内にも写真の“望郷五月歌”詩碑のほかに
“秋晴れよ丹鶴城址児にみせむ”の句碑が建っているらしい。

なお境内には“佐藤春夫記念館”が建っているのだが
残念ながら見学していない。

境内にはご神木のナギの大木が立っている。
でも、それを撮った写真がなんだか判らないものになっているので
ここではボツにした

(ここまで撮影 2012年12月10日(日))


いただいたナギ(梛)の小枝

121228ナギ
(撮影 2012年12月28日(金))

熊野権現の象徴のナギ
この葉を持って参拝する習慣があったという。
ナギ(梛)は凪に通じることからその葉が船乗りにはお守りだったそうだから
熊野詣道中の災難避けとして携帯していたのかもわからない。

葉の写真を見て判るが
葉脈が無いのだ。
このためか葉が裂けないことから
夫婦仲円満のお守りになるとのこと。

いただいたお札

121228神札神璽

左は“熊野牛王(ごおう)”或いは“宝印神符”と呼ばれ
八咫烏で書かれた文字で書かれており
その文字を“からす文字”というとのこと。

(撮影 2012年12月28日(金) RICOH CX2


宮司の奥さまからいただいた温かい励ましは
この年の9月に長男を失い
傷心の風の神とSaas-Feeの風には
ありがたいことだった。

更にみかんや梅干のお土産までいただき
奥さまにお礼を申し上げて“熊野速玉大社”を後にした。

古来、熊野三山に詣でる順序は
熊野本宮大社、熊野速玉大社、そして那智大社だったそうだ。
本宮から熊野川下りして速玉、那智と巡ったほうが
身体への負担が少なかったのかもしれない。

我々は熊野那智大社、熊野本宮大社、
そして熊野速玉大社の順であったのだけど。

さて、熊野詣はこれでおしまいなのだが
これから太地のホテルまで送ってもらい
翌日は那智勝浦を散策することにしている。

“やまびこ”は翌日から仕事なので
Saas-Feeの風たちを太地に送り届けた後は
大阪へ戻ることになる。

Saas-Feeの風には思いもつかない熊野詣の機会を作ってくれた
“やまびこ”夫妻には深く感謝している。

<“熊野詣”の項 おしまい “熊野詣外伝”(笑)へ続く>

(2012年12月29日公開の記事を加筆・修正した)

ここまでの様子はこちらで

“熊野詣 1 四日市から紀伊勝浦へ スーパーワイドビュー南紀3号”
“熊野詣 2 那智の滝 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町”
“熊野詣 3 青岸渡寺と熊野那智大社”
“熊野詣 4 桟橋から船に乗ってホテル中の島へ 和歌山県那智勝浦町”
“熊野詣 5 ホテル中の島から山上遊歩道へ”
“熊野詣 6 ホテル中の島 やまびこ夫妻と豪華な夕食を~\(^o^)/”
“熊野詣 7 チェックアウトし渡船で勝浦観光桟橋へ”
“熊野詣 8 熊野本宮大社と八咫烏”
“熊野詣 9 熊野もうで餅 熊野本宮大社御用達”

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コメント

神社にも曼荼羅があるんですか。もっとも比丘尼は仏に使える身ですものね。神仏混淆の日本の宗教は面白いけれど、理解が難しいです。

ナギの大木と葉っぱのことよく覚えています。
元宮の神倉神社や佐藤春夫さんの所には行かなかったのでしょうか。

こんばんは

那智大社と熊野本宮大社は山登りの帰りに
寄りましたが熊野速玉大社はまだ行っていません
やはり熊野三山は行かないといけませんね
大社の朱色がきれいですね

おはようございます

綺麗な朱色の大社ですね
初めて目見するものばかりです
見入ってます。

熊野速玉大社

熊野はいつも、素通りか、駆け足でしか観光しておりません。
良いところがたくさんあるのですね。
じっくりと見たいところですが、もう、行けるかどうかわかりません。

おはようございます♪

ずっと度の記録を拝見しながら、行った気に食べた気になってます。
もちろん観光した気にもなってますよ(^_-)-☆

はったい粉は、懐かしかったですねぇ~(笑)
粉に砂糖と熱湯を入れてかき混ぜ、オヤツとして食べたこと、
思い出しましたよ、もう50年も前のことですが(笑)

37年も経っているので大方忘れましたが
ナギの木だけ覚えています。
ナギの実で作ったものが大切そうに
箱に入っていました。

佐藤春夫の詩はとてもいいですね~
この詩碑にも気づきませんでした。

お大事に

Saas-Feeの風さん こんにちは~。
何かまた体調がイマイチのご様子、心配しています。
年を越すとスーと直っていると良いですね。

今年はお世話になりました。良いお年をお迎えください。

Σ agewisdomさんへ

速玉大神はイザナギノミコトであり薬師如来でもあり
夫須美大神はイザナミノミコトであり千手観音でもあると
それぞれが位置づけられているとのこと。
スサノオは阿弥陀如来だそうですよ。

Σ 三面相さんへ

残念ながら神倉神社や佐藤春夫関連の施設には行ってません。
ここが新宮と呼ばれるのは近くにある神倉神社が元宮だからなのですよね。

Σ 熊取のおっちゃんへ

熊野詣は熊野三山をお参りするのですよね。
二山では未達ですよ(^^ゞ

Σ Imaipoさんへ

どうぞお出かけください。
何せ、世界遺産の熊野ですからねえ。

Σ mcnjさんへ

ここからだと特急がありますから簡単に行けますよ。
車ではちょっと自信が無いので鉄道利用がおすすめです。
あちらでレンタカーってのも選択肢のひとつです。

Σ ベルさんへ

はったい粉、そう思うのは私たちの年代だけでしょうかね。
子どもたちが幼いころにはったい粉を作って食べさせたら
「不味いよ」ですって。
評判が悪かったですよ。

Σ matsubaraさんへ

ナギのタネを埋めておいたら芽が出てきましたよ。
大きくなったら困るなと余計な心配をしています。
佐藤春夫の詩碑は新しいように思いました。
37年前に建っていたかどうか・・・。

Σ 筑前の国良裕さんへ

ありがというございます。
なかなか完治しないので参っていますよ。
でもかなり好くなってきていますので
ブログをそろそろ再開しようかなと思っています。

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Saas-Feeの風

Author:Saas-Feeの風
ニックネームは
スイスの村名に因みます


マッターホルン
(撮影 2006年07月12日)

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